トビタテ!物語café@渋谷、無事に開催成功

トビタテ!物語café@渋谷、無事に開催成功
浅草のトビタテハウスで毎月開催していたトビタテcaféが渋谷でリニューアルオープンしました! その初回が無事に成功したので記事にまとめます。

トビタテcaféとは

トビタテを応募しようとしている人向けに、トビタテハウスで毎月開催していた留学相談会です。最寄り駅が浅草駅徒歩18分という好立地から今回は渋谷にて開催ということで随分出世しました。

留学相談会では100人以上の学生を見てきたのですが、とにかく感じたことは「自分の留学計画を魅力的に話せていないな」ということ。僕は專門が哲学というウケの悪いものにも関わらず300万円近く奨学金を得て複数の留学をしてきました。

その差はなんなのだろう? と思いながらワークショップを開催している内に見えてきたのが「自分は物語のように留学計画や、自分の人生を語っている」ということでした。

(caféの様子、講義形式だけではなくグループワークで相互に意見を出し合ったりしています)

物語とは

友達がいないことで悩んでいる少年が主人公のドラマ、オチがわかりますか? ひねらないで考えれば大体の人は答えが浮かぶと思います。そう、友達が出来るんです。

これって本当は凄いことです。皆さんの頭の中に「物語の基本構造」が入っているということだからです。それは「物語は、欠如とその解消でできている」ということです。

友達がいない、は欠如なので物語はその解消に向かって動きます。友達が出来ることでその欠如は満たされるのです。では、それと留学計画や人生はどう繋がっているのでしょうか?

物語理論と◎◎

「なりたい自分になるために、いまの自分ではできないことがあるから、その能力を身につけるために◎◎が必要」だから人は新しいことに取り組んだり、新しい場所に行ったりします。

◎◎には留学もインターンも学生団体もサークルも就職も起業もなんでも含まれます。先程の物語と同じわけです。「なにか欠如があって、それを満たすために◎◎をする」必要があるんですね。

「国際機関で活躍する人になりたい。けれど今は語学力も專門も足りないから、語学留学ではなく大学院に留学したい」といったように。

でも、これだけだと誰でも同じようなことが言えそうです。それに、「どこの国の大学院? なんでその大学院? 語学力って英語? それとも別の言語? それはなぜ? 專門って言っても政治なのか法なのかはたまた開発学なの? そしてなぜそれを選んだの?」といくらでも疑問が出てしまいます。

物語理論と留学計画

それはなぜでしょうか? 1つめの理由は「未来を具体的に語っていないから」です。彼が本当は「アフリカのフランス語圏の国で起きている悲惨な人権侵害を改善出来る人になりたい」とすれば、恐らくフランス語をやるであろうことがわかります。

そしてもう1つの理由は、「いままでの自分を語っていないから」です。例えばこの人は昔テレビ番組でアフリカの貧困を見てショックを受け、大学に入ってからは国際ボランティアでスタディツアーなどに行っていたかもしれません。そこで大事なのは経済ではなく、現地の生活にどうビジネスを盛り込むか、ということに気付いたかもしれません。

そうなれば、必然留学計画は「仏語圏での留学で、かつ内容はビジネス。留学中の長期休みにはアフリカの◎◎でフィールドワークをしてきます」という風に具体的になっていきます。

(トビタテ生による物語の紹介)

さっきの多くの質問にほとんど応えることが出来る内容になっているでしょう。聞いている側が「なんでそうしたの?」と疑問に思うことが少ない程、説得的で納得出来る内容だと言えると思います。

そして、そのためには「なりたい未来や、今までの過去を話さざるを得ない」のです。今だけで物語を作ることは絶対に出来ません。なぜ自分はそれが好きなのか。なぜそれを選んだのか。これからどうなりたいのか。それを深く考えるところに、次の道が見えてきます。

トビタテ!物語Caféの内容

さて、というわけでトビタテ!物語Café@渋谷では以下のような内容を行っています。1つ目は、今まで書いてきたような物語理論の説明です。

そして2つ目は、トビタテ生の物語を聞いてもらうことです。トビタテ生の物語は(少なくとも留学に関する部分は)かなりしっかりと出来ています。理論を聞いた後に、実際の留学計画や就活の様子を聞くと「あ、本当に物語みたいになっている」と実感出来ると思います。

さて、3つ目は実際に参加者の皆さんにワークシートを用いて作業をしてもらいます。今までの人生のエピソードを思い出し、それを繋げて、過去と地続きの理想の将来を描き、そのために必要なエピソード(この中には留学やインターンがある)を考えます。そこから、いまの自分をどう変えればそのエピソードに近づけるか、と考える事で、次の一歩が見えるようになっています。

過去を思い返し、それに繋がる未来を見つけて、その未来に進めるためのいまを作っていく。というのが物語理論の大きな枠組みです。これは留学だけに留まるものでは当然ありません。

これからのトビタテCafé

トビタテ!物語Caféはこれから隔週で、渋谷にあるBeyond Caféというところでなんと定期開催します! 日程の確認や予約については、是非こちらからどうぞ。隔週木曜に開催しております。

留学計画に悩んでいる人も、留学から帰ってから悩んでいる人も、実はインターンや就活に悩んでいる人も、みんなに届けたい「物語理論」です。初回参加は無料なので、是非お気軽にお越しください。

本日お越しいただいた皆さん、本当にありがとうございました。次からも友達を連れてきてくれたら無料です!笑 どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

こちらの物語理論、2017年4月29日に書籍になりました。関心のある方は是非ご一読くださいね。