夢は空から落ちてこない:短期留学で「人生が変わる」ことを笑うな

夢は空から落ちてこない:短期留学で「人生が変わる」ことを笑うな

自分のやりたいことっていうのは天から降ってくるわけではなくて、迷いながら色んなものに手を伸ばしているうちに作られていくものだということを多くの人は知らない。

高校生で夢を持っている人が少ないのは、学校と部活と家の往復には「新しい何かとの目が開くような出会い」が少ないからだ。大学生もその行動パターンに大して違いはないかもしれない。

短期留学くらいで「世界変わった」とか言う奴笑えるよなと言う人がいるがそれは愚かな勘違いだ。 変わるタイミングに「時間」は関係ない。あるのは衝撃だけだ。衝撃は一瞬でやってくる。 15〜20年間くらい生きてて世界変わらない人たちが衝撃を持てないのはなぜかをむしろ考えたら良い。

衝撃には色んな種類がある。 貧困国の子どものファインダー越しに見つめてくる瞳に感じる罪悪感。ボールを追いかける瞬間の時が止まったような肉体の躍動。いつもの通路にある木々の色合いの微妙な変化と年々の違い。そこに衝撃を受ける感受性があればどこでもいつでも人は変われる。

ただ毎日を生きている中でこの感受性を持てる人がどれだけいるか? 海外に行かなくても世界が変わるのは当然だが、しかし国内にいてどれほど世界が変わる体験をしたか? 見たことも聞いたことも話したことも触れたこともない場所に行って、たとえ短時間であろうと世界が変わらぬわけもない。

世界が変わる時には、価値観がガタガタと揺さぶられて変わる。感情が揺さぶられて冷静でいられなくなる。 その衝撃に似た変化、感情が自分を形作る。それが土台になって自分が変わり、無秩序な情熱は注ぎ込むべき方向を見出す。 それが夢だ。 だから夢は空から落ちてこないのだ。